世間では「女性活用」の花盛り。先日、枝野経産相大臣と女性経営者との懇親会に出席した際に、大臣は10分のスピーチの中で10回以上も「女性活用」を繰り返していました。

○「女性活用」を打ち出す経産省
5月31日に経済産業省から発表された「『成熟』と『多様性』を力に~価格競争から価値創造経済へ」でも「女性にも働いてもらわないと日本経済、年金、この国は経済破綻する!!」と指摘。かなりインパクトのある数字も出ました。

・日本経済は、近年、新興国との価格競争激化→企業の利益圧迫→雇用者報酬の低下→将来不安から勤労世代の貯蓄率上昇→消費低迷→デフレ継続・・・という縮小の連鎖に陥っており、「男性正社員中心の新卒採用・終身雇用」の就労モデルが限界に来ている
・ここから脱出するためには、女性の就労を300万人規模で拡大し、ダイバーシティ経営の推進により、価値創造経済に転換することが必要―など。

経産省がここまで明確に「経済再生に女性の活躍推進が不可欠」というメッセージを打ち出すのは、初めてですし画期的なことだと思います。また「政府各機関がこれだけ力を入れて、政策的にも女性活躍のためのメニューが出そろっているのに、なぜ変わらないのか?」という質問には、「『専業主婦VS働く女性』という女性同士の問題にしないことが重要」と答えていました。

これを聞いて私は「なるほどなぁ」と思いました。私は、仕事をどの程度しているかに関わらず、母親の仕事内容というのはあまり変わらないと思います。対立構造にして女同士を闘わせて喜んでいるのは誰かほかの人かもしれません。ぜひ、同じ母親として、子ども世代をすこやかに育むという共通のビジョンで仲間になれたらと思っています。

○子どもを産み育てる楽しさを
自分の娘の代には、好きな仕事につき、好きな人と結婚し、子どもを持ち、子どもを育てる自分を誇らしく思い、仕事を続けながら子育てするのが当たり前、という社会になっていて欲しいです。娘たちがパートナーを見つけられず、仕事に夢中になるあまり結婚出来ないのは、もどかしい。

かと言って、母親のアドバイスなんていつものお説教、お節介と思って聞いてくれないだろうなぁと思い、口で言うよりも、まずは自分が仕事をしつつ子どももいて幸せ。そんな人生を見せることが効果的なのでは、という思いで、子育てしながら仕事を続けています。

「男性の3人に一人、女性の5人に一人は一生涯独身」という統計結果を見ると、「子どもを産み育てる楽しさ、子どもを育てることで、自分も成長する楽しさを味わってほしいなぁ」と強く願っています。