家庭は、自分が仕事や人間関係に疲れた時の支えになります。
子どもが歌うでたらめな歌が疲れ切った心をホッと和ませてくれることもあります。何より、子どもが純粋に頼ってくれること、「あれして」「これして」と求めてくること、子どものすさまじい成長ぶりに、大人の私たちが励まされます。

子育て中はワークライフバランスを必死で模索していた方々でも大変な時期は一過性。過ぎてしまえば、大変さは忘れてしまいがちです。けれど、夫にとっても、妻にとっても、家庭が負担となるのではなく、いつも自分の人生を楽しくしてくれるものであってほしいと思っています。

前述の統計結果によると、「夫対妻」の構造で、日本では家事の分担割合が夫1対妻が9、となってしまい、妻の負担が過剰になるために妻が仕事を続けられない状態となることもあります。けれど、夫の分は1のままでも、妻の分担を3に減らし、残りの6はヘルパーさんやシッターさんなどアウトソーシングするという考え方もあります。

また夫婦の中で家事の分担を押し付け合ってケンカをするのではなく、そもそもの家事を見直して、「しなくてもいいことは削る」という方法で分母の10を8にするということもできるかもしれません。

まずは、家事と育児と分け、その中でも洗濯や掃除など物質的なものと、子育てや家族、親せき・友人との人付き合いなどに分け、それをさらに「自分たち夫婦しかできないもの」「自分たちでなくてもできるもの」に細分化してみると、すべてを自分たちで完璧にやりくりする必要がないという気持ちになるかもしれません。
そうすることで夫も妻も心の負担が軽くなり、お互いをいたわる時間が増え、夫婦の楽しい会話が増えるようになるのであれば、家族のためにはその方がいいのです。



○子どもの成長から学ぶ

昔、私はコンプレックスの塊でした。出産までは狭い世界のなかで生きていたので、仕事や人間関係でうまくいかないことがあると、「自分の力不足」ととても落ち込んでいました。

今は子どもたちが失敗を繰り返しながら、成長していく姿を見て「失敗することはいいことなんだ」と教えてもらいました。2歳の子どもがボタンを留める、靴を履くなど、それまでは一人でできなかったことでも親の手を借りずに「自分で!」と、何でもトライする姿に「尻込みしないでチャレンジすることは面白い実験なんだ」と思えるようになりました。

それも、周りの人の支えがあったおかげです。また、子どもが4人とも無事に産まれ、自分自身が出産という生命の危機を乗り越えられ、たくましくなったからこそでしょう。



○感想メールが続々!

掲載号が発売されると、私のもとには知人から「医事新報読みました」というメールが続々! 失礼ながら、「医事新報って、こんなに広く読まれているんだ」と改めて思った次第です。

読者層としては大変真面目な先生方が多いようで(私個人の主観ですが)、ひたむきでけなげで真面目な頑張り屋の先生方からいただいた感想メールがことのほか嬉しかったです。「こういう先生方をイメージしてこのブログで伝えたいことってなんだろう」と考える良いきっかけとなりました。

座談会でご一緒した先生方とは、その後もメールのやり取りが続いています。子育て中の親同士が励まし合い、子どもを持つメリットを伝い合い、ねぎらい合いながら、今後もお付き合いさせていただきたいと思っています。


企画をして下さった医事新報の皆様、座談会で和気あいあいとお話をさせていただいた杉浦ご夫妻、里見ご夫妻には心から感謝申し上げます。
楽しい機会を、本当にありがとうございました!